国土交通省住宅局 令和4年度予算・令和3年度補正予算

令和4年度になりました。住宅関連も新たな国の施策、昨年度から継続する施策があります。国土交通省住宅局の予算を改めて見てみることとし、地域工務店に関連する方々の一助としたいと思います。

1.国土交通省住宅局の令和4年度予算

令和4年度予算は住宅対策で3,850億円、市街地整備で1,184億円となっています。そのうち、空き家対策総合支援事業は90億円で市町村への補助金となります。地域工務店に最も関連する事業でしょう。

2.国土交通省住宅局の令和3年度補正予算

令和3年度の補正予算は令和3年11月に閣議決定しています。今年度使うお金となります。本予算よりも補正予算の方が我々により身近な内容となっています。例えば「地域型住宅グリーン化事業30億円」これは中小工務店によるZEH整備支援となります。また、「こどもみらい住宅支援事業542億円」が創設されています。子育て世帯により高い省エネ性能を有する新築住宅の取得や省エネ改修を支援します。いずれもカーボンニュートラル実現に向けた戦略の一環になりますので継続する可能性が高いでしょう。

3.住宅取得に係る税制等の支援策

住宅ローン減税の控除率が0.7%となりましたが、それ以外の税制関連で「新築住宅に係る固定資産税の減額措置」「買取再販で扱われる住宅の取得に係る特例措置」「リフォーム促進税制」が延長されています。それぞれ固定資産税、登録免許税、所得税などの税目に関連することとなります。

4.住宅解体で令和4年4月1日より必要なこと

アスベストに関するルールです。住宅解体でも事前調査でアスベスト有無を知事へ報告する義務が生じました。費用は施主負担となりますので、ご注意ください。