2023年9月例会

「建築現場見学会」

<建築地>

保坂建設株式会社 建築現場 (西武線拝島駅から5分)

1.外観

まだ全体に足場がかかっている状態でした。

玄関下のコンクリート基礎の外側にも断熱材が張り巡らされていました。

2.基礎

SRC基礎 蓄熱床工法が特徴です。

床下空間がなく、コンクリート面に下地板を敷いて、その上にフローリング材を貼っています。コンクリート内に温水式床暖房のパイプを這わせており、1階の床すべて(風呂と玄関の土間以外)が暖かくなるそうです。納戸の中まで暖かいそうです。また、地熱を活用しており、床暖房を切っている夏場は涼しいそうです。

ただし、湿気を透過する必要があるため、表面材は限定されます。坪3~4万円。

また、コンクリートに直に下地材を載せて、その上に表面材を張るため、コンクリートの表面を平らに仕上げる必要があるそうです。

3.内装

室内に入ると、壁面はウレタン吹付で柱の間をぎっちり詰まっています。膨張させてから切り落としているとのことです。厚さは、壁は75㎜、天井は105㎜です。

リビングルームの大きな窓の先が隣家の壁で変だなと思っていましたが、その隣家が施主であり、この建物が建ち上がった後、隣家を壊して、隣家の半地下の駐車場の天井を新築のリビングのテラスとする予定とのことでした。そのため、玄関から半階を上ったところがLDKとなっていました。