2023年1月例会
会員発表
「事例紹介:千葉県の地域工務店ネットワーク」 杉野会員
<まとめ>
HPとアンケート調査からわかった5つの特長
①地域に根ざした、親子2代(以上)にわたる「身の丈経営」
②商圏をあえて限定(車で60分以内)
③豊富な施工例紹介で、ハウスメーカー・建て売り業者と差別化
④先進技術・「現実離れ感」より、伝統技術・「現実感」重視
⑤「家づくりコンセプト」に込められた経営者の熱い想い
「建設業許可のあらまし」 池澤会員
①建設業の許可とは
②建設業許可の要件
③申請手続
④公共工事の受注
<公共工事受注のまとめ>
①公共工事を受注するためには、以下のランクを取得
建設業許可⇒毎年決算変更申請⇒毎年経営状況分析⇒経営事項審査⇒建設業のA~Dのランク
②各ランクの工事種別の入札へ参加の手順となる
③公共工事受注のメリットは、不況時に受注を確保できることや、経営事項審査を受けていることで信用力が増す
外部研修報告
「戸建住宅の相場感について」 古川会員・吉江会員・蝦名会員・大東会員
ある企業様からのご依頼で、以下のような内容の研修を実施しました。その一部を報告します。
<本研修での到達目標>
①戸建住宅供給業者の大まかな業態分類を把握し、それぞれの業態の代表的な業者名、営業手法、価格感、ターゲット顧客や、建築資材の調達経路、大工等の手配の仕方、収益構造などをイメージできる。
②建築請負の見積価格について、構造別平均単価に比べて建築資材・設備のグレードや設計デザインが価格に及ぼす影響、建築資材高騰による原価上昇をイメージできる。
③中古戸建住宅の販売価格について、土地価格控除後の建物残存価格が理論残価を大幅に上回る場合に、健全な懐疑心を持つことができる。
④リフォーム工事、外構工事について、使用資材・設備のグレードによる工事費の高低差をイメージできる。
⑤省エネルギー設備を導入する場合に、設置設備ごとのユーザーコストの目安がつかめる。
⇒以上を以て、保証審査で扱う案件の実像への想像力を養い、保証諾否判断能力ないし金融機関向け問合せ能力を高める。
<研修内容>
①外部環境 : 住宅業界の環境
②住宅の概要 : 戸建住宅の種類と特徴
③戸建住宅の供給業者 : ハウスメーカー・パワービルダー・工務店の特徴
④住宅の価格 : 住宅の性能、住宅の性能、住宅ローン
⑤住宅のコスト構造 : 流通と与信、コスト構造と工事の概要、住宅の見積り、中古住宅
⑥住宅価格の予測 : 住宅の価格を検証する
⑦リフォーム : リフォーム例
⑧外構工事 : 外構工事の相場
⑨太陽光発電 : 太陽光発電の相場